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お疲れ様です(^ ^)
今日は朝から現場確認と月末の銀行廻りで車を走っておりましたところ
急に自販機の讃岐うどんが恋しくなってAQUAのハンドルを切り比島の「コインスナック・Plaza」に向かいます!
持参の割箸を持って“Plaza“に入るとお昼時と言う事もあり先客がいて持ち込みの“お弁当“を食べてる作業員さん達がおります。
なるほど、ここはエアコンが効いて涼しいもんな〜
夏は大変だ−。
などと考えながらコインを投入〜!
ここの“うどん“を頂くたびいつも宇高連絡船の“讃岐うどん“を思い出してしまいます。
初めての出会いは高校2年の修学旅行〜
噂だけをたよりに悪ガキ連中と走ってデッキに向かい寒空の下、みんなでう◯こ座りをして掻き込んだ“連絡船うどん“の味は一生忘れられません!
いつもはここで昔の思い出を浮かべながら美味しく頂くのですが〜今日は少し先に向かいます。
“修学旅行“かぁ〜
修学旅行と言えば“いっくん先輩“は高校時代に〜別中学出身の親友ができ、いつも一緒にいたそうです。
修学旅行シーズンに“親友カズ君“は家の事情で修学旅行に行けなかったそうです。
ちょうど半世紀前の話しですがその当時はまだ学年で2〜3人は修学旅行に行けない学生がいたそうです。
“カズ君“から「家が大変やけん俺は行かんわ!」と話しを聞いた“いっくん先輩“は
「よっしゃ!わかった!お前が行かんやったら俺も辞める!」
と言って親に話しをして辞退をしたそうです。
そして、修学旅行の期間中二人で釣りに行ったりずっと一緒にいたそうです。
それから卒業後は“いっくん“は東京へ“カズ君“は四万十市で就職をして離れ離れになったそうなんですが
25歳の頃、“いっくん“は関東出身の奥さんをもらう事になり〜地元では土佐清水市の結婚式場で披露宴を行ったそうです。
“いっくん“は東京から“カズ君“に
『披露宴は世話をかけるけど友人代表のスピーチを頼むな!』
と連絡を入れ“カズ君“は快く承諾し披露宴での再会を楽しみにしておりました。
『友人代表スピーチは“カズ君“にやってもらうから』
と地元にいて披露宴の段取りをしてくださってる親御さんに連絡を入れます。
そして、披露宴当日〜いっくんの地元と言う事もあり沢山の同級生達に囲まれて盛大に執り行われたそうです。
そして、いよいよ友人代表のスピーチの時間になり
司会者がお名前を呼びます。
すると司会者は“カズ君“ではなく
足摺岬小学校の頃からの同級生“かず君“の名前を呼ばれたそうです。
メイン席にいる“いっくん“はどうするとこも出来ず“カズ君“を見るとずうっと下を俯かれてたそうです。
披露宴後、“カズ君“のところへ走り
『申し訳ない!親のミスでとんでもない事になってしもうた!本当に申し訳ない!』
『“いくお“おめでとうな!ええ披露宴やったやいか!気にすんなやー!』
と肩を叩いてくれたそうです。
“いっくん“はその後もずうっと心の片隅に張り付いていたミスだったそうです。
そして、だんだんとお互いが疎遠になってしまいここ20年は年賀状のやり取りもなくなってしまってたようです。
それから月日が経ち7年ほど前に“しんごに〜“の関係筋から“カズ君“との連絡が取れ
“カズ君“は paradigmにも遊びに来てくださり
“いっくん“と3人で浴びるほど男酒を飲みました!
その場で“いっくん先輩“は“カズ君“に小さな声で披露宴の時は申し訳なかった伝えておりました。
“カズ君“は今日の酒は最高に美味いなぁ〜!と“いっくん“と語り合っておりました。
それ以来、“カズ君“は“いっくん“の店に時々パーマをあてに来てくれるそうです。
今日の“讃岐うどん“は「俺たちの度」の味がしました!
『また会う約束などする事もなく、それじゃまたなぁと別れる時のお前がいい』
by 俺たちの旅
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